« 北原白秋 | トップページ | 市場は鏡 »

2006年8月12日 (土)

社交について

平和とは何か?」コラムに出会ってひとことしたくなり、コメントさせて頂こうとしたけれど、コメントするには入会/パスワードが必要みたいで入室禁止であった。せっかく書いたものが勿体無いからここにメモしてトラックバックしよう。トラックバックも禁止だったら諦めるけれど。

はじめまして。拝読してのひとことです。

>「平和」とは「人脂のべとつくような手練手管」でもたらされる「力の均衡状態」のことではない。
>他の人も「同じ人間」だと皆が考えるようになったときに、自然と達成されるであろう状態のことである。

この部分に違和感を感じました。「他の人も「同じ人間」だと皆が考える」ようなことがあるのかなあ、と。人は他人を手段視するような愚かな生き物だと私は考えます。他人を目的として尊重しなければならないということは概念的に分かっていたとしても、いざ実行しようとすると自分の損得、好き嫌いが先行してしまうエゴイストではないでしょうか。
エゴはいのちそのものに仕込まれた宿命です。それを認めた上でお互いの妥協点を見つけるために「手練手管」を尽くす、それが政治であり広い意味での社交ではないでしょうか。

|

« 北原白秋 | トップページ | 市場は鏡 »

哲学」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 社交について:

« 北原白秋 | トップページ | 市場は鏡 »