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2006年9月 3日 (日)

佐藤佐太郎

この「一人一首」、自分の歌の勉強のために始めた。なんで今頃、歌の勉強かというと、この春に相場を本格的に始めてから俺の中で作歌が復活したからである。このあたりの事情を以前、ストボに「歌、甦る」として投稿したものからコピペする。

金曜の後場、初デイトレ成功。銘柄は6302さわかみ銘柄である。

  数分で五千円儲け デイトレの
     味をほのかに知りそめにけり

実は、元ヘボアマ歌人である。
95年に見よう見まねで作った歌を日経に投稿し、掲載されたのが病みつきになった。

  仕事とはもの作ることの喜びぞ
     流れ流されるな「秀才」の君

以来、五年で49作が採用され、朝日歌壇にも一首採ってもらった。
  リストラの風は冷たしこの宵は二合の酒に酔ひて眠らむ
しかし
  我が歌の泉は涸れて凡作を転がし遊ぶ夏の夕暮れ
状態になり遂には作歌を放棄していた。

ところがここに来て
  株始め 歌よみがえる面白さ 人生の後場ジリ安でよし
となりつつある次第だ。
これもストボ及び皆様のお陰です。感謝しています。

さて、今回のリセット相場は結局は日本株高値感大調整ではなかったか。とすれば、一段高のためには業績大幅向上等の大材料が必要。本格反転はゼロ金利解除後と読む。

以上、エラソーに自慢している。しかし自慢はしたものの、実は見よう見まねは変わらず、基礎が出来ていない。ブログのネタにもなるのだから「一人一首」(パソコン通信時代にも経験あり。今回はハイパーテキストの利点を利用)をやってみようとなった次第である。Photo_145
さて、今日の歌人は佐藤佐太郎。アララギから出て結社「歩道」を始めた人だ。
 冬山の青岸渡寺の庭にいでて風にかたむく那智の滝みゆ
初句、2句と「の」を続け3句「庭にいでて」字余りはあまり気にならず、4句「風にかたむく」が発見の詩句。読者は滝が「風にかたむく」との表現で驚いた後に、なるほどそういうこともあるかと納得する。冬のよく晴れた風の強い日であろう。青岸渡寺という寺の名前もよい。寒い青空を連想させる。
自然詠の傑作である。昨日、自然詠を作るためには、確かな眼とやわらかな心と豊富な詩句の抽斗が必要、との発見を俺は得たが、当然ながらそのどれもが備わっていてこのような歌が作れる。ああ、俺には自然詠は(当分、多分死ぬまで)出来ぬなあと溜息である。
しかし(見よう見まねヘボアマがこんなことを言っていいのだろうかと思いつつ言ってしまうアホ)、面白くない。余りに美しすぎる。というよりは人間臭が消えてしまっている。やっぱり俺は茂吉の方がいい。人間の臭みがあって面白く、さらには「あはれ」を感じる。たとえば、「大根の葉にふる時雨」の歌などは人生の哀歓を尽くしていると思うのである。
とはいえ、自然は人間、人生の基礎である。だから、自然詠の修練は人生を歌うためにも必要。その点、「歩道」のホームページは「作歌上の注意」など、充実している。折に触れて勉強したい。
相場も歌も(ひょっとして人生も)全て勉強。勉強あるのみである。
 二十年資本に仕え覚えたり全ては仕事全ては遊び
※写真はやま桃ギャラリーから勝手拝借/感謝です。

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