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2006年11月19日 (日)

時雨の句

今日の句は「しぐるヽやパチンコ屋出て大欠伸」。Photo_318
なんとかして、名句「しぐるゝや駅に西口東口」安住敦の向こうを張りたいとひねった句だ。しかし、名句が即物的客観的叙情(即物有情)を醸し出しているのに対し、我が句はやはり落ちる。主観についている分、落ちているのである。

 死ぬまでにいつかひねらむ名句をと駄句を毎日ブログに載せる

駄句を読まされる方が迷惑だとの声に少しでも応えるべく、ネット歳時記から時雨の名句をコピペするので口直しに鑑賞して頂きたい。
 

 しぐるるや堀江の茶屋に客ひとり     芥川龍之介
 もてあそぶ火のうつくしき時雨かな    日野草城
 うしろすがたのしぐれてゆくか       種田山頭火

手元の歳時記からも

 小夜時雨上野を虚子の来つつあらん   正岡子規
 うつくしきあぎととあへり能登時雨     飴山実

最後の句の「あぎと」とは顎のこと(ネット国語辞典で確認)。おとがいのきれいな美人という言葉を連想したが、「あぎと」とは字面もきれいだ。

このように時雨には美しい句が多い。そんな季語につまらぬ句をリンクさせて、俳句とは、まさに鑑賞と創作が一体の共同文芸なりと駄句の言い訳としたい。

※写真は早稲田と文学(種田山頭火)から勝手拝借/感謝です。 

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