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2006年11月22日 (水)

寒椿の句

今日の季語は「寒椿(冬椿)」。まず、句を引こう。Photo_323
 海の日に少し焦げたる冬椿       高浜虚子
 寒椿赤し一揆の血が流れ        関口ふさの
 冬つばき世をしのぶとにあらねども  久保田万太郎
 ふるさとの町に坂無し冬椿       鈴木真砂女
 父も夫も師もあらぬ世の寒椿      桂信子

虚子の句は「焦げたる」が凄い。また、「海の日」との配合も常人では思いつかないだろう。まさに巨人である。
ひっそりと、しかし、自己主張しつつ咲く寒椿。以前から使ってみたい季語であった。

そこで、俺の句は「二枚目の頬に切り傷寒椿」。上五中七にいささか格調が欠けるが(切られの与三を想起するので)、立派に季語の注釈になっていると(例によって)自讃している。

 俳句とは季語の注釈歳時記をひねもすのたり眺めたり

※写真は有鄰 No.455 P2 座談会「文学都市としての鎌倉」 (2)から勝手拝借/感謝です。

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