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2006年11月29日 (水)

賀状書くの句

城山三郎「部長の大晩年」読了。主人公、永田耕衣は郷里加古川の大先輩だ。Photo_344
そんなこともあるのか、巻置く暇もなく(この言葉、いっぺん使ってみたかった)読み通した。
ええなあ、カッコええなあ、こんなジジイになりたいなあ、と単純に憧れてしまう。耕衣に夢中(になりそう)である。ひろく深くおのがじしに生きたい。

さて、今朝の句は「我が息子毛の生えにけり賀状書く」。
もうそんな季節である。(暇はあるのに)いつもぎりぎりにならないと書かない。

 世のつねに習ふ賀状を書き疲る     富安風生
 うつし身の逢ふ日なからむ賀状書く    渡辺千枝子
 横顔の記憶ぞ慥か賀状書く        谷口小糸

「部長の大晩年」によると世間に囚われずに生きた耕衣は賀状なんて書かないと広言していたが、何人かには手書きで心をこめた賀状を書いていたそうだ。「人間、出会いは絶景」とは耕衣の言葉である。

※写真は耕衣。兵庫文学館から勝手拝借/感謝です。

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