冬の蠅の句@冬の蠅小さき脳の人生論
昨日、映画「ハリケーン」(名画なり。別途記事予定)を観ていたので今朝の起床は5時半だった。このぐらいに起きればようやく人並みの早起きといえるだろう。
さてそこで、今朝の句は秀句である(俺が言わなきゃ誰が言う)。
冬の蠅小さき脳の人生論
昨日の起き抜けに中七下五を得た。やっぱり俺はこういう路線(人事句、語呂合わせに近い観念句)なのかなあ。短歌と同じだ。
ところで「はえ」に「蠅」と「蝿」あり。ネット国語辞典では「蠅」と表記されている(ネット歳時記、手元の角川合本歳時記も同じ)。まあ、どちらも当用漢字表には無いようなので、使 用者の趣味・気分の問題か。
老衰といふ死に方や冬の蠅 富安風生
職替へてみても貧しや冬の蝿 安住 敦
日のあたる硯の箱や冬の蠅 正岡子規
冬の蠅逃がせば猫にとられけり 一茶
子規の句がいい写生句だなあ。観念句は写生句に遠く及ばない。
子規が使った硯箱はどんなものだったろうか。写真は大阪教材社から勝手拝借、\5670なり。
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