寒燈の句(陰の白毛)
昨日、アクセス・カウンターをつけてみた(右サイド)。これが来訪者にとってどれだけ意味があるのか疑問もあるが、こんなブログでこの程度のアクセスかという世間相場を知る意味はあるだろう。ブログ管理者の場合は(株価ほどではないが)世間からの評価数字として意味がある。
俺的には(一度こういう言い方してみたかった)結構、アクセス状況を気にしている。一日に何度もアクセスカウント、ページ別アクセス、リンク元ベージ等を見ている。ページ・タイトルがアクセス数に影響したり、こんな検索ワードで検索されたりしてるんだなどと発見もあるのである。まあ、自分の顔を鏡に映すようなもんやね。
そこで、今朝の句は鏡に映す我が白毛。
冬の灯や鏡に映す鼻白毛
鼻も髭も頭(特にもみあげ)にも白毛あり。以前、眉に一本発見したように思う(わが眉に一本の白毛見つけたり悲しき器ししむらの老ゆ)。陰(ほと)にもそういえば…。
Munchenにわが居りしとき夜ふけて陰の白毛を切りて棄てにき 斎藤茂吉
この歌を借りて同時作として拙歌を得た。
Munchenに陰の白毛を切り棄てし茂吉の齢を過ぎにけらしも
老いは人生の四分の一(生老病死)。精々楽しまねばならぬ。
病む六人一寒燈を消すとき来 石田波郷
冬の灯のいきなりつきしあかるさよ 久保田万太郎
二行書き一行消すや寒灯下 高浜虚子
「いきなりつきし」が詩になる瞬間である。万太郎は俳句の天才なり。
※写真は浅草神社の万太郎句碑(竹馬やいろはにほへとちりぢりに)。万歩計 テーマ別 有名神社 浅草神社から勝手拝借/感謝です。
| 固定リンク
「俳句」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント