帰り花の句
「帰り花」で句を得たいと前から思案あり。そこに高橋治「ひと恋ひ歳時記」(昔ある人から の頂いて読んだ本)を思い出した。
そこで、今朝の句「人恋ふる句歌歳時記や帰り花」。
安易な句である。しかし、俺の生活から出た句だと主張したい気分もあるのである。
きのふありけふまた別の帰り花 島谷征良
返り花咲けば小さな山のこゑ 飯田龍太
咲くよりも散るはいつとき返り花 鈴木真砂女
薄日とは美しきもの帰り花 後藤夜半
夜半の代表作は「瀧の上に水現れて落ちにけり」。箕面の滝に句碑があるそうである。
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