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2006年12月 4日 (月)

なぜか好きになれない竹下景子

寅41作は「寅次郎心の旅路」。なんとウィーンに寅が行くのである。
面白いのはその前置き話。自殺し損ねた会社人間坂口(柄本明)と寅のやりとりである。
坂口 「無断で会社を休んでおりますので、明日は、出勤致しませんと。今からですと、新幹線で上野行きに間に合いますので。これで失礼しようと。」
寅さん 「おい、お前がいないと会社、つぶれちゃうのか。」
続きはクリックでどうぞ。

でも、この作品、人物像が中途半端で(特に景子及び景子の恋人へルマン)気に入らなPhoto_362 い。前作のすま・けいの名演技の残像のせいなのか、それとも、良妻賢母景子がそもそも嫌いなのか、どうも後者のようだなあ。可愛くて阿呆で色気のあるのが我がタイプなり、ああ太地喜和子よ。

とはいえ、恋人を捨て日本に帰ろうとする景子を諭す淡路恵子のセリフが心に残った。
「くみちゃんはほんとに好きなの、ヘルマンが」
「好きよぉぉ」
「だったらどうして、帰るな、って言わせなかったの。ほんとはヘルマンにそう言って欲しかったんだろ。そんなことも出来ないでどうして愛してるって言えるの」

そうなのだ。「鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし」三橋鷹女。それが出来ない、このじれったさが「男はつらいよ」の魅力の一つなのだろう。「寅さんは安全牌や日向ぼこ」。

※写真はいい女列伝 伝説の名女優!太地喜和子 第一夜! - 『梁塵秘抄』 または ”わしふぃーるど” - 楽天ブログ(Blog)より勝手拝借/感謝です。ここは喜和子満載必見!

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コメント

トラックバックありがとうございます。
近日、喜和子RETURNSとして、喜和子さんの名演がよりどりみどりみられる近松もの『心中宵庚申』『おさんの恋』『近松心中』の3本のビデオ(苦労して入手!)を中心にUPしたいと思っております。よろしくお願いいたします。

投稿: CAT-O | 2006年12月 4日 (月) 午前 09時54分

こちらこそ、コメありがとうございます。艶っぽい喜和子を楽しみました。期待しております。

投稿: 土曜日の各駅停車 | 2006年12月 4日 (月) 午前 10時37分

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