嚏の句
今朝の句は「嚏してピンクのシャツの似合ふなり」。
「嚏」は「くさめ」と読んでくしゃみのことである。俳句以外ではまず使わないだろうなあ。
中七下五は、BS2「ふるさと皆様劇場」の前川清がピンクのシャツを着ていて、思いついた。季語を歳時記で探して、難しい漢字を選び知識をひけらかす嫌味オヤジのナルちゃん句とした次第である。
常住坐臥俳句なり。何を見ても句が浮かぶようになろう(根性無しの俺には無理だけど)。
嚏して仏の妻に見られたる 森澄雄
つづけざまに嚏して威儀くづれけり 高浜虚子
東京にくつさめ一つ到着す 山田みづえ
くさめして鶴の番人孤独なり 成瀬櫻桃子
日常の中に詩を発見、いや、作出するのが俳句なり。
※写真は岐阜・愛知エリアを中心としたお仏壇情報サイト/新所帯用お仏壇から勝手拝借/感謝です。
| 固定リンク
「俳句」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント