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2007年1月25日 (木)

寒の水の句@禁煙も五年が過ぎぬ寒の水

13日の金曜日だったからよく覚えている。Photo_544

 禁煙も五年が過ぎぬ寒の水

念のためこよみのページで確認したら、この日(2002.1.13)は日曜日だ。オカシイなあ。ともかく2002年は間違いない。
さてそれで、禁煙のきっかけについてはこの歌が残っている。

 我が思ひ母に届けと意地張りて口論の果て煙草を絶てり

2004年に他界した亡母は煙草を吸っていた。1999年にこちらに呼び寄せてから五年、俺と妻と母との濃密な時間だった。だから、毎日俺は母のことを思い出している。
禁煙も減量もみんな母のおかげである。

 焼跡に透きとほりけり寒の水      石田波郷
 胃に落ちて甘さ戻りぬかんの水    石塚友二
 寒の水飲めばたやすく心満つ     殿村莵絲子
 寒の水ひとりごちのみ「あゝおいし」   森 澄雄

清冽な季語だ。波郷の句は戦後の焼跡を詠っている(典拠未確認だが間違いない)。二度と繰り返してはならないと「戦後を知っている子供たち」の最後の世代として思う。

※写真は俺が最後に吸っていたマールボロ・ライト(金マルと略すのが作法のようだ)。…そんなコンビニ。正しいタバコの略し方から勝手拝借/感謝です。

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