水涸るの句@恍惚のネットワーカー川涸れる
三十年後、ネットはいったいどうなっているだろうか。
恍惚のネットワーカー川涸れる
初案「いくつまでネット出来るや冬の河」だった。これを「老い惚けて」と直し、更に「恍惚のネットワーカー冬の河」として、動詞が無いなあと気づいて本句となった。「冬河に新聞全紙浸り浮く」山口誓子(「つかり」は陵をさんずいへんに変えた字)を例句に引けなくなったのが残念だ。
川なりに涸れても水の曲るなり 石塚友二
あさましく涸れたる川を眺めけり 日野草城
まあしかし、九十まで生きることを前提に句をつくるのだから相当の自信である。あさまし や。あ、一句できた。
神からの贈り物なり冬銀河
いのちは神からの贈り物なり。所有物にあらず。
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