お、今朝の句は食べ物ばかりだ。
好物は鍋焼饂飩女好き
実は生家は田舎町のうどん屋(大衆食堂)だった。だから、小遣いも見せの金をちょろまかしたりしていた。ルーズ、安易な性格はここから来ている。今更、人のせいにはできないけれど。
鍋焼の火をとろくして語るかな 尾崎紅葉
燭台や小さん鍋焼仕る 芥川龍之介
鍋焼や火事場に遠き坂の上 正岡子規
鍋焼や芝居で泣いて来たばかり 三宅絹子
酒よりも鍋焼を欲り老い兆す 滝 春一
滝春一には「あの世へも顔出しにゆく大昼寝」がある。俺も昼寝ばかりではある。
※写真は山本家の味噌煮込み饂飩。津に転勤していた頃に名古屋でよく食べた。東京にも店を出したんだ。
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