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2007年1月 5日 (金)

一月の句@一月や零の発見印度人

実は、十二月、一月、二月と月を織り込んで句にすることを目論んでいる。十二月は「世Photo_479 間虚仮こけたらあかん十二月」と秀句であった。そこで一月の句である。

 一月や零の発見印度人

少しませた子供に「一月があって、なぜ、0月がないのか」と聞かれたときのための句だ(とエエカゲン屁理屈だ)。
0123456789 はアラビア数字といいますが、インドが発祥地であって特に「0」は無・空位を現す偉大な発見でした。インド記数法はこの10個の数字で、天文学的な大きな数や顕微鏡的な極小の数を意図も簡単に表すこと、加減乗除などの計算がものの見事にやってのけられることになりましたというちゃんとした理由があるのだが、これはムツカシイ。
要するに、ゼロは位取り記数・計算の必要性から生まれた概念であって、月の数のように順番に数を数えるだけのためには不要であったということだ。
更につまり、順番を数えること(序数)と計算すること(基数)とは別の概念なのであり、一月の一は序数(first、second、…)だからゼロはあり得ないのである。

 一月となりけり雪も降りにけり      正岡子規
 一月やほとけの花のゆきやなぎ    久保田万太郎
 一月の川一月の谷の中         飯田龍太
 一月やわが死賭けたる昭和逝く    鈴木詮子

昭和天皇崩御は一月だった。観光旅行中のローマでイタリアの新聞を眺めたのを覚えている。

※写真は1924年の昭和天皇夫妻。KYODO 17から勝手拝借/感謝です。この記事によると戦争責任について、昭和天皇本人は75年の記者会見で「戦争終結時には閣内で意見がまとまらず、意見を求めてきたので自分の意見で決定した。開戦時は閣議決定があり、覆すことができなかった」「(戦争責任については)そういう言葉のアヤについては、私は文学方面はよく分からないから、お答えできかねます」と答えている。とのことである。

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コメント

明けましておめでとうございます^^

印度人が零の発見をしたことは聞いたことがありますが、
0にはそれほど深い意味が在るのですね~といっても不学の私にはよくわかりませんが~(笑)
中学1年の息子に数学の問題を教えてやれるのも、そろそろ限界のようです^^;

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

投稿: 南風子 | 2007年1月 5日 (金) 午後 04時17分

こちらこそ。読んで頂けるのが励みです。
中1の数学って方程式が出てくるんでしょ。凄いです。

投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年1月 6日 (土) 午前 04時54分

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