三日の句@駄句あふれ涙こぼるゝ三日かな
新年の季語は多い。なかでも「元日」「二日」「三日」「四日」「五日」「六日」「七日」と「松の内」(元日から六日まで:七日までと思っていた)+「七日正月」(これも知らなかった)は全ての日が季語になっている。そこで今朝の句は「三日」だ。
駄句あふれ涙こぼるゝ三日かな
これは年末作成在庫ではなく昨日、溜息とともに吐き出した句だ。ついでに同時作短歌。
駄句なれどつくれば人に読ませたき愚か心をいと愛しむなり
愚痴・愚句・愚心はこれぐらいにして話題転換。昨日は休日にしてはこのブログへのアクセスが比較的多かった。要因は「上岡敏之」検索である(添付グラフ参照)。年末第九演奏に感じた人が多かったのではないか。我が鑑賞眼力耳力を自負と結局は愚か心であった。ああ痴愚神礼讃。
三日はや雲おほき日となりにけり 久保田万太郎
酒少し剰し三日も過ぎてけり 石塚友二
神官の妻の眉濃き三日かな 寺井谷子
姫林檎三日の雪に紅きそふ 角川源義
友二の句「過ぎてけり」という措辞を覚えておこう。いつも「過ぎにけり」では芸がないから。
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