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2007年1月12日 (金)

寒鴉の句@生思ひ死を思はずや寒鴉

「金色の死は来る冬の落日に」多路十に触発されての句である。

 生思ひ死を思はずや寒鴉

毎日、死は思う。いったいいくつで俺はどんな死に方をするだろうかと思う。
しかし、それは神様だけが決めること。人間に出来るのは生を全うすることだけだ。
だから、プールに通う。ガンで死ぬのは運命だから受け入れざるを得ないけれど、生活習慣病で死ぬのは嫌だなあ。なんか(ちょっと淋しいけど)それが生き甲斐になっているような気もする。Photo_499

 さむざむと地の喪へる夕鴉     飯田龍太
 寒鴉己が影の上におりたちぬ   芝 不器男
 冬鴉パン屋をのぞき啼かざりき   山下青芝
 寒鴉見れば見るほどいやな奴   鈴木真砂女

「三千世界の鴉(からす)を殺し 主と添寝(そいね)がしてみたい」という都都逸があって、高杉晋作がつくったという(昔、司馬遼太郎で読んだ)。真砂女の句はこの都都逸を下敷きにしているのではないか。鴉に罪は無いのである。
写真は高杉晋作。高杉晋作  近代日本人の肖像から勝手拝借/感謝です。

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