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2007年1月19日 (金)

冬の雨の句@汝は黙し吾も黙したり冬の雨

無理気味につくりし句である。Photo_38

 汝は黙し吾も黙したり冬の雨

「なはもくし、あももくしたり」と読んでほしい。読んだこともない本「我と汝」から書名を頂戴してくるという姑息な発送である。関係性(我と汝)こそが人間の本質(じんかん<人間>:人は関係の中で自分に気づく)という程度にはわかっていると言い訳をして。

 垣越しの一中節や冬の雨     永井荷風
 油絵のたゞ青きのみ冬の雨    山口青邨
 面白し雪にやならん冬の雨     芭蕉
 武蔵野を横に降るなり冬の雨   夏目漱石

実体と関係は地と図。人間の心に着目すれば心が実体、じんかん<人間>が関係。
他方、じんかん<人間>に着目すれば心は関係。だって、俺の心は四方八方に振り回されて形成されてきたものなのだから。人の心は関係性の集積、束ともいえるのだから。

このような地と図の関係を視覚的に端的に説明できるのがルビンの盃(添付画像)。杯が実体、二人の顔は関係。それともその逆だろうか。こうしたゲシュタルトの関係が事実世界と論理世界との間にあると俺は思う。のっぺらぼうな事実世界にどのような構造を入れて物事を見るか、ということである。興味あれば我が俳句論的転回へどうぞ。

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