梅の句@蕩尽のまだ余命あり梅一輪
蕩尽のまだ余命あり梅一輪
NHK俳句王国先日放送での「鰭酒や放蕩ごころ女にも」甘利誠治に触発されて得た。放蕩→蕩尽の回路が働いたのだ。「柿食ふや命あまさず生きよの語」石田波郷も意識下にあっただろう。まことに、俳句は連想の王国である。
勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男
死ぬ人みなわれより若く梅寒し 富安風生
梅咲くや小さんといへば三代目 久保田万太郎
人も見ぬ春や鏡のうらの梅 芭蕉
芭蕉の句は鏡の裏の模様である梅を詠ったものだ。
「梅」とは蕩尽の余命で長いお付き合いとなるだろう。ちなみに俺の句、初案は「余生」だったが、安住敦「俳句入門」を読んで「余命」なる言葉を得たものである。
※写真は五代目小さん(2002年他界。享年87歳)。人間大好きから勝手拝借/感謝です。
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