上野千鶴子の俳句
「戦争が遺したもの」が面白かった。 鶴見俊輔の戦前戦中戦後を小熊英二+上野千鶴
子が聞くという対話である。時代の変遷にも関わらず通用する人間の値打ちというものを考えさせられた。鶴見俊輔はそれを体感体現した一人だと思う。
小熊英二がここで面白いことを言っていた。彼は若き日に編集者として文筆家にお茶汲み・弁当出しをした経験があるそうだが、その際、お茶を出されたときの態度、後片付けを自分でするかどうかなど日常の所作で人がわかるということだ。口舌の徒か否かは日常に現れる。実名でエピソードを洩らしてくれると面白かったんだけどなあ。
そこで、小熊英二「〈民主〉と〈愛国〉―戦後日本のナショナリズムと公共性」 を図書館にリクエストした(966pもあるやんかあ)。おお、他に「日本という国」もあるやんかあ。
ところで、上野千鶴子は俳句もひねる。どんなんかなあと検索したら
葬ひのある日もっとも欲情す
女ばかりが信心ぶかい 祖国
減るもんじゃなし 感情の大浪費
ホルモン屋にくれてやる救急外科の裏口から
待って待ってわたしの洞を血が削る
だそうな。もうええ、わかった。こんなんでは欲情せんわい、俺は。
※写真は鶴見俊輔。通販生活夏号|カタログハウスのウェブサイトから勝手拝借/感謝です。
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