まだ今年は降る雪も見ていないのに雪女。
ひよいと来てひよいと去にけり雪女郎
ひょっとしたら雪女を俺は勘違いしているのかもしれない。いや、雪女の方が間違えているのかなア。毎日毎夜、会っている。なんの会話もしないけど。
雪女さはつてみたら溶けてもた
没にしようと思ったけれど、ついでだからこれも句集に入れよう。ナンセンス、掛け算してもナンセンス。
雪女郎雪深ければ舟漕いで 佐々木咲
幼子の絵文をのぞく雪女郎 飯田龍太
埋めたての水子を掘りに雪をんな 木内彰志
岬へのみちはいつぽん雪女郎 草間時彦
来年もまた、雪女で句をつくるだろうか。少しは進歩しているのだろうか。
※写真は朝丘雪路から勝手拝借/感謝です。
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