« 冬の蜂の句@安倍憎し自公倒せと冬の蜂 | トップページ | 梅の句@第二弾 »

2007年1月31日 (水)

かえるネット京都に再質問

かえるネット京都護憲共闘に関しての私の質問に対して回答していただいた。共産党員の方の見解は理解できるが、政治情勢は共産党の柔軟な態度を要求しているし、少し長いスパンで見ると共産党の利益(得票増・党勢拡大)にもなると考える。

以下はかえるネット京都での再質問だ。コメントでの字数制限もあってこちらに掲載する。

私の質問に答えて頂いてありがとうございます。
>民主党との「護憲共闘」の実現可能性は、「ゼロとは言わないが、極めて小さい」。
という点についてはよく理解できます。しかし、夏の参院選は憲法分け目の関が原、政治決戦だということは安倍政権があのような国家主義的言動を見せている以上、否定できないことだと思います。また、イラク問題、ワーキングプア問題など平和と国民の権利と生活を守る必要性が高まっているのも事実だと思います。そこで更なる質問をさせて下さい。
(1)民主党との護憲共闘が無理だとしても、平和と生活防衛という観点から反自公選挙協力の可能性はありませんか。
率直に言って共産党が候補を下ろせば、民主党が勝てそうな選挙区(特に一人区)は多々あるのではないでしょうか。確かに、一方的に共産党だけが不利益を蒙るように見えますが、民主党支持者・無党派の中でも共産党の柔軟な姿勢に好感を持ち、地方選挙・衆院選挙での得票増、党勢拡大に結びつく可能性は高いと思います。現在の民主党を見るだけでなく背後の支持者・世論を味方につけることにより民主党を変えていくのも政治闘争ではないでしょうか。
(2)上の点は民主連合政府の展望とも関連することです。連立政権の条件として護憲は絶対ですか。自民党の悪政から国民を解放し憲法を守り抜くために「よりましな」勢力と連携するべき時期に来ているのではないでしょうか。

仮に今、憲法改悪国民投票を行えば、憲法に無知で北朝鮮更には韓国中国に敵意を燃やす愚昧な世論の存在を考えると、改悪賛成票は過半数を越えると私は予測します。
このような世論に衝撃を与え自民党を政権から引きずりおろす第一歩として、対米従属是正・格差是正・イラク(イランも)戦争協力反対の観点での全野党選挙協力の実現を願って止みません。共産党が平和と民主主義の守護神かどうかが問われている時期です。ボルシェビキはメンシェビキに食い込んで利用してロシア革命を実現した歴史もあります(余計なことを書いてしまいました)。ご奮闘を期待しています。

|

« 冬の蜂の句@安倍憎し自公倒せと冬の蜂 | トップページ | 梅の句@第二弾 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

「民主党が勝てそうな選挙区」「民主党を変えていくのも政治闘争」「憲法を守り抜くために「よりましな」勢力と連携するべき」

…たちの悪い民主党員め。そうやって、民主党を自民党への対抗勢力と描いて、国民をたぶらかすのもいい加減にしろっ。

自民と民主に違いはない。民主党への一票は、改憲への一票だ。おれはそれを知らせていく。

投稿: 名無し | 2007年1月31日 (水) 午後 11時56分

コメント、ありがとうございます。私は民主党員でも共産党員でもありません。強いて言うならば、共産党に対して強い愛憎を持っています。すなわち、共産党(現在は人民の敵です)にほんとうのボルシェビキになってほしい、左翼の再生(個に拠って立つ)をと願っています。だから、レッテルを貼るならば新左翼と貼って頂きたく存じます。

投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年2月 1日 (木) 午前 04時50分

>ボルシェビキはメンシェビキに食い込んで利用して
>ロシア革命を実現した歴史もあります

まさにその通り。レーニンのしてやったりでしたね。
中共も国民党に加入戦術を採ったりしましたね。

いま共産党を信じている数少ない若手の方々は、レーニン
や毛沢東・周恩来のこんな老獪な戦術も知るべきですが、
読まなくて良くなったから読まないんですね~

民主党のブルジョア的本質を民衆に「説く」ことには
限りがあるし、だいいち共産党的な金太郎アメ演説では
誰も聞かないでしょう。民主党を一度政権につけて、
彼らの本質を満天下に「示す」ことの大事さがどうして
わからないのか?
「民主党と自民党に違いはない」って、内輪だけで
通じる呪文を繰り返していては何も変わりません。

投稿: クニチュウ | 2007年2月25日 (日) 午後 11時44分

 戦術は情勢と力関係の分析によって導く。これは常識だと思うのですが、共産党には常識が通じないようですね。何よりも民衆が主人公。自らは黒子になって政治を変えることに尽力するのが共産党の役割のはずですが、共産党を直接支援しない者には「名無し」で罵声を浴びせるほどに退廃化は進んでいるようです。「幅広い共闘」は脳死寸前の共産党員の頭に新鮮な酸素を送り込むためにも必要なようです。

投稿: 道草クー太郎 | 2007年2月26日 (月) 午前 12時41分

うわっ、「新鮮な酸素」が入ってきた。コメント感謝です。クニチュウさん(ブログ拝見しました)、道草クー太郎さん。ということは左翼の夜明けが近いようです。希望が湧きました。

投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年2月26日 (月) 午前 04時24分

この記事へのコメントは終了しました。

« 冬の蜂の句@安倍憎し自公倒せと冬の蜂 | トップページ | 梅の句@第二弾 »