初芝居の句@色と銭愛欲地獄初芝居
ぼちぼちちょびっとだけ歌舞伎が好きになりつつある。筋も台詞も追わず、漫然と眺めて見得をカッコい いいと感じたり、三味や浄瑠璃をBGMとして聞き流していたりするのである。
色と銭愛欲地獄初芝居
日本の美は様式美と思う。形式と内容を比べると形式に美を求めるのである。うざったい内容よりきりっとした形式が俺もよくなってきた。歳だなあ。
我住みし明治の世なり初芝居 高浜虚子
茶屋へゆくわたりの雪や初芝居 久保田万太郎
柝の入りてひきしまる灯や初芝居 水原秋櫻子
国許の母が来てゐて二の替 富安風生
上方では初芝居を二の替(かわり)と呼ぶ。十一月の顔見世に次ぐという意味だそうだ。俳句は諸事勉強になる。
※画像は写楽:役者絵から勝手拝借/感謝です。
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