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一句一章句です。
裸木の凛と背筋を伸ばしけり
渡辺惇一がエロ小説の主人公を凛子と名づけていたような記憶がある。検索してみたら「失楽園」だった。通勤電車の中で恥ずかしながら読んだ日々を思い出す。いや、こんな連想は俳句に毒である。
枯木中仏に礼し僧帰る 高浜虚子 妻恋へり裸木に星咲き出でて 石田波郷 獄を出て触れし枯木と聖き妻 秋元不死男 枯木山美しければ人に添ふ 原コウ子詩人は無(枯木)にも叙情を感じるのである。俺は詩人になるのだ。
2007年1月17日 (水) 午前 05時41分 俳句 | 固定リンク Tweet
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