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2007年1月 6日 (土)

初笑の句@お多福がむかしは美人初笑

初笑の句を是非とも得たいと思っていた。というのは風生の次の句をここに紹介したかったからである。

 妻よ生きよみんな生きよと笑ひぞめ   富安風生

郵政事務次官まで勤め上げた人物だから相当の人物であったろうが、こういう句を見ると風生は情の人であったと思う。理と情と志。世に出るための三点セットだと思う。Photo_481

さてそこで、俺の句。お多福という言葉がなんかの弾みで浮かんだら初笑とマッチングしてくれたのである。

 お多福がむかしは美人初笑

平安美人から現代美人への変遷はいかなる理由によるものだろうか。現代美人はあまりに欧米におもねる(阿る:曲学阿世の阿)ものではないかと、結構、俺って反欧米主義者だったんだ。

 その頬にしづかにたたへ初笑     富安風生
 初笑深く蔵してほのかなる       高浜虚子
 初笑妻閉ぢ込めて来し一人      香西照雄
 重役陣初笑ひして散ることよ     槫沼けい一

最後の句、作者がどんな俳人か全く知らない(苗字の読み方も不明)が、サラリーマン経験があればなるほどの句である。笑うことは人間だけの才能である。

※画像は喜多川歌麿の「寛政三美人」。美人画 - Wikipediaから勝手拝借/感謝です。

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