« 霞@遠霞都心働く人のあり | トップページ | 春眠@春眠のなぜか目覚める午前四時 »

2007年2月21日 (水)

春日@春の日や割り込んでくる足と脚

「春の空」「雲」「月」「星」と詠んだので「春の日」の番だ。Photo_48

 春の日や割り込んでくる足と脚

「春日」には「春の日光と一日をさす二つの場合がある」と手元の歳時記にある。この句はどちらか。どちらでもいい、ええ加減な句である。

 春の日やあの世この世と馬車を駆り    中村苑子
 春の日やボタン一つのかけちがへ     久保田万太郎
 美しき春日こぼるる手をかざし        中村汀女
 熟れて落つ春日や稼ぐ原稿紙        秋元不死男

「春日」で句を得たかったのは苑子、万太郎の句を引きたかったのもある。何かで読んで歳時記に書き込んだ句が愛おしいのである。
ところで、掲題句に関連する我が短歌旧作も引いておこう。

 通勤者を記号の列と呼ぶ詩あり記号の中に我の個もあり

※画像は電車図鑑から勝手拝借/感謝です。

|

« 霞@遠霞都心働く人のあり | トップページ | 春眠@春眠のなぜか目覚める午前四時 »

俳句」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。