梅の句@横浜本牧三渓園の続き
吟行の後を引きたる嬉しさよ。
この世にはをみなとをとこ梅香る
梅が枝に思ひを懸けて書かぬ文
野良猫も探梅行や人混みに
しかしなあ。駄句である。三句目だけが実景。だからこいつが一番マシかなあ。本来は没にすべきか駄句の山。
梅やなぎさぞ若衆かな女かな 芭蕉
手をかけて人の顔見て梅の花 一茶
梅一輪ほどのひそかな片思い 福地泡介
旅がらす古巣はむめに成りにけり 芭蕉
この「旅がらす」という言葉は、どうやら芭蕉その人の造語だったようである。股旅物の渡世人ではなく、「はじめは俳人や僧のような黒衣の旅人に限定して言っていたのが、だんだん意味が変わってきてしまったのではないだろうか」と清水哲男さんが書いている。
お、出来た。
旅がらすいくつの梅を見て過ぎし
※画像は芭蕉と曽良。福島県白河市 「白河関の森公園」にあるそうだ。松尾芭蕉から勝手拝借/感謝です。
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