桜の句@真鶴や河津桜に波の寄す
真鶴や河津桜に波の寄す
写真は本命河津桜開花花予想!から勝手拝借したものだが、真鶴の中川一政美術館の傍の公園の河津桜がピンクの美しい花をつけていた。美術館では「~処女作から絶筆まで 収蔵作品による回顧展」開催中。画伯の絶筆(97歳)が鑑賞できる。そしてまた、画伯の絵もいいけれど書もいい。
それはそうと、河津桜は矢張り桜としよう。静岡県賀茂郡河津町で毎年3月上旬に満開になるのだから。染井吉野よりは約一ヶ月早いだけの正真正銘の春桜である。
世の中は三日見ぬ間に桜かな 大島蓼太
桜咲く貝をひろうてまた泣いて 坪内稔典
手をつけて海のつめたき桜かな 岸本尚毅
岬の鼻見えゐて遠き桜かな 野村喜舟
蓼太の句、ことわざに転化すると「世の中は三日見ぬ間の桜かな」となり意味が変化する そうだ。言われてみれば成程である。
中川一政の書も転載しておこう。この季節、真鶴はお勧めのデートコースである。
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「俳句」カテゴリの記事
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コメント
先日は訪問頂きありがとうございます。
私もこちらの俳句をいつも読ませていただいています。
一足先に咲く河津桜。私の近くでは1週間ぐらい早く見頃となったようです。やはり暖冬なのですね。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: ブドリ | 2007年2月11日 (日) 午後 11時37分
こちらこそご来訪感謝です。駄句を詠んで頂いて恐縮です。句の難しさがようやく分かりかけたばかりです。今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年2月12日 (月) 午前 04時28分
■土曜日さま。
お早うございます。
いま朝の散歩から帰ってきたところです。
毎日あなたのサイトは拝見しているのですが、ノーコメントで
失礼しています。
稔典さんの写真を出しておきましたが、まぁ、すごい白髪になっているのには
驚きました。私も頭は白いですが、この人のは真っ白ですね。
この人は判りません。「抒情」の人かも知れません。
「歌謡曲」出身ですって?私は「詞」のいい歌は好きです。
では、また。
投稿: sohya | 2007年3月27日 (火) 午前 09時05分
前川清「逢わずに愛して」が題名、詞ともに好きです。不可能を可能にするのが詩の力だと思います。あ、「逢わずに愛」することは不可能でもなんでもありませんでした。
投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年3月27日 (火) 午前 09時44分
土曜日様
こんにちは。
私もいつもブログを拝見させて頂いております。
大変勉強になっておりますよ。感謝です。
泰二師のことも、ここで教えていただきました。
ありがとうございました。
投稿: そよ風 | 2007年3月28日 (水) 午後 03時45分
どうもどうも。それはようございました。句会をご一緒できそうなので喜んでおります。
投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年3月28日 (水) 午後 04時57分