冬終るの句@トルストイ読みし日もあり冬終る
トルストイ読みし日もあり冬終る
「戦争と平和」は手もつけなかったけれど、「アンナ・カレーニナ」「クロイツェル・ソナタ」は読んだという遠い記憶がある。こういう作品は若いときでしか(俺の場合は)読めない。第一、いまは小説を殆ど読まないしなア。あ、田辺聖子「ひねくれ一茶」は今、読書中。これは俳句の興味から読んでいるものだ。
二夜三夜兄妹会はず冬了る 石田波郷
湯屋の前月濃くて冬去りにけり 大野林火
ひそかなる亀の死をもち冬終る 有馬朗人
一冬を越えて吾あり五体あり 能村登四郎
能村登四郎は高校の先生を長く勤めた人だったんだ。高校の(例えば古文)先生と言われるとイメージが湧くなあ。「うつくしきあぎととあへり能登時雨」という綺麗な句がある。他に「火を焚くや枯野の沖を誰か過ぐ」など叙情句あり。能登半島が実家だろうか。
※画像は戦争と平和 DVD 紀伊國屋書店 Forest Plusから勝手拝借/感謝です。
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