物とか人の風景が入れば満点なのだが。
日脚伸ぶ四季あることのしあはせよ
やっぱり観念的だなあ、俺は。在庫している間にもちょっと揉むべきであったわ。反省。
ひと〆の海苔の軽ろさや日脚伸ぶ 鈴木真砂女
植木鉢廊下に溜り日脚伸ぶ 田村萌尖
狂人も狡き日のあり日脚伸ぶ 中村草田男
日脚伸ぶ今年為すこと多きかな 高浜虚子
草田男句ほど凝らなくてよいから物を詠まなくっちゃいけないよ、あんた。寄物陳思を噛み締めよ。この点、虚子句は別格である。それでも「四季あることのしあはせよ」よりは余程具体的であるぞ。
※画像は七目入り恵方巻から勝手拝借/感謝です。
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