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2007年2月18日 (日)

春時雨の句@春時雨ショパンに別れのワルツあり

三月のにわか雨を春時雨と呼ぶように思うが、今年は暖冬。Photo_630

 春時雨ショパンに別れのワルツあり

初案「悲しきワルツ」だった。歳を経るごとにショパンが好きになる。冬も「冬の夜はショパンが似合ふI miss you」という句をつくった。実は秋のショパンも既に在庫している。夏を用意しなくっちゃ。

 いつ濡れし松の根方ぞ春しぐれ   久保田万太郎
 いくたびも秋篠寺の春時雨       星野立子
 春の驟雨たまたま妻と町にあれば   安住 敦
 母の忌やその日のごとく春時雨    富安風生

こうしてみると掲題句はにわか雨の雰囲気を詠み込んでいない。春時雨と春の雨とは違うのに。だから、掲題句は季語が動くと言わざるを得ない。反省。

画像はショパンと9年間同棲したジョルジュ・サンド。彼女の子供たちをめぐるトラブルなどから別れたそうだ。ちなみにショパンの別れのワルツは別人との別れの際の曲である。

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