春時雨の句@春時雨ショパンに別れのワルツあり
春時雨ショパンに別れのワルツあり
初案「悲しきワルツ」だった。歳を経るごとにショパンが好きになる。冬も「冬の夜はショパンが似合ふI miss you」という句をつくった。実は秋のショパンも既に在庫している。夏を用意しなくっちゃ。
いつ濡れし松の根方ぞ春しぐれ 久保田万太郎
いくたびも秋篠寺の春時雨 星野立子
春の驟雨たまたま妻と町にあれば 安住 敦
母の忌やその日のごとく春時雨 富安風生
こうしてみると掲題句はにわか雨の雰囲気を詠み込んでいない。春時雨と春の雨とは違うのに。だから、掲題句は季語が動くと言わざるを得ない。反省。
画像はショパンと9年間同棲したジョルジュ・サンド。彼女の子供たちをめぐるトラブルなどから別れたそうだ。ちなみにショパンの別れのワルツは別人との別れの際の曲である。
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