シクラメン@わが愛を片隅に置けシクラメン
初案「シクラメン片隅に置けわが愛を」だっだが、投句の際に無意識に本句になってしま った。やっぱり、こちらの方が自然なのだろう。
わが愛を片隅に置けシクラメン
ところで、季語「シクラメン」。ハイクブログと現代俳句協会「現代俳句データベース」は冬の季語だが、手元の角川合本歳時記は春、わたしの俳句歳時記でも春(しかも晩春)だ。そしてシクラメンをネット検索すると年末を飾る鉢花の王様という。
生活実感から言うと新春かなあ。温室栽培だからいつでもいいか。
シクラメン花のうれひを葉にわかち 久保田万太郎
恋文は短かきがよしシクラメン 成瀬桜桃子
シクラメン虚飾のことば風に乗る 鷲谷七菜子
ひと言でいえばいいひとシクラメン 石口りんご
名句とは何度読んでも飽きない句、そして、ほとんど無意味な句というのも何かで読んだ。万太郎の句はこの条件を満たしている。 ひと言でいえば名句なり。
※画像はシクラメンから勝手拝借/感謝です。
| 固定リンク
「俳句」カテゴリの記事
この記事へのコメントは終了しました。
コメント