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2007年2月25日 (日)

茂吉忌@飯食へば糞の出るなり茂吉の忌

今日は斎藤茂吉の忌日。かねて用意の挨拶句だ。Photo_664

 飯食へば糞の出るなり茂吉の忌

茂吉の歌を二首を引く。
 わが色欲いまだ微かに残るころ渋谷の駅にさしかかりけれ
 ゆふされば大根の葉にふる時雨いたく寂しく降りにけるかも

茂吉は「大根の葉」のような叙情歌をつくる一方で、ドイツに留学した医者でもあったから「色欲」のような自己の生を客観的にそのまま見つめるような歌も残した。故郷山形で培われた素朴おおらかな人間性に叙情と客観性をまぶした不思議で魅力的な人物だ。妻の輝子(茂吉は斎藤家に入った養子)との軋轢など悲しい物語にも事欠かない。そんな茂吉に捧げるつもりでこの句をつくった。

 えむぼたん一つ怠けて茂吉の忌   平畑静塔
 音立てて日輪燃ゆる茂吉の忌    相馬遷子
 茂吉忌のオランダ坂に蝶生る    下村ひろし
 茂吉の忌茂吉狂ひも減りしかな   藤田湘子 

茂吉の生涯については北杜夫の四部作(青年、彷徨、壮年、晩年)がお勧め。偉大という言葉は茂吉のためにあると言ってもよいだろう。画像は斉藤茂吉記念館再訪から茂吉の生家、勝手拝借/感謝です。

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