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2007年2月13日 (火)

春ショールの句@二句

一句目はかねて用意の在庫句。Photo_609

 春ショール妾が銭をねだりをり
 現世や浮気心の春ショール

二句目はオペレッタ「メリー・ウィドウ」を観ていて浮かんだ。浮世は憂き世でもあり浮世でもある。人生、色と銭。楽しまなければ損という世界観を我は半ば肯定するものなり。

 春ショール身軽すぎるは不貞めく    岡本 眸
 春ショール春をうれひてまとひけり   久保田万太郎
 行先をひとにあかさず春ショール    荻野忠次郎
 春ショールして茫々と歩むなり      柴田白葉女

女性俳人が強盗に殺害されるという事件があったそうだ(上のリンク参照)。一瞬、ジョークかと思った。人生、色と銭も常識の範囲内に留めて欲しいのだが、世の中には制御が効かない人間がいるものである。

※画像はメリー・ウィドウのワルツの譜面。「メリー・ウィドウ」誕生100年から勝手拝借/感謝です。

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