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2007年2月 3日 (土)

冬の水の句@冬の水くゞりし泡の数いくつ

今日は節分だ。Photo_45 暦の上では冬の終わりの日だから冬の句の在庫から出した。もっとも、この句は季語が「春の水」「水温む」と揺らいだ。しかし、かく投句することによってもう動かない。

 冬の水くゞりし泡の数いくつ

十二音がぱっと浮かんだ後に下五(オチ)をどうするか一考し、本句となった。「数いくつ」でネット検索したら類句多数あり、これは下五の常套手段であることを知った。その程度には俺も俳句を読みこなしているのだと思い嬉しくもあった。
それはともかく、まあ大した泡は潜っていない。極楽トンボの人生を謝す。だから、季語は「冬の水」でなければならない。

 冬の水一枝の影も欺かず    中村草田男
 冬の水浮む虫さへなかりけり   高浜虚子
 冬水に瀕死の金魚華麗なり   篠田悌二郎
 暗きより暗きへ冬の水の音    石塚友二

草田男の句碑が立川にあるようだ。機会があればと思う。
草田男(腐った男が俳号の由来)はかの有名な句「降る雪や明治は遠くなりにけり」の作者である。また「万緑の中や吾子の歯生え初むる」で「万緑」を季語として通用させたことでも有名だ。「虹に謝す妻よりほかに女知らず」もある。なんかキザな人だなあと思うのは俺の偏見である。

※写真は中村草田男から勝手拝借/感謝です。

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