牡丹@大関は引き立て役の牡丹かな
白鵬が(ちょっと後味の悪い)勝ち方で優勝したけれど、他の大関がねえ。
大関は引き立て役の牡丹かな
特に魁皇。怪我(親指の爪をはがしたらしい)もあるけれど、もう少しなんとかならないものか。強いときは物凄く強いだけにじれったいのだ。それから琴欧州も、愁いある貴公子ぶりを脱却して、スケール大きい相撲を展開してほしい。
牡丹は夏の季語だけれど、これ以外に弱い大関を形容する適切な季語を知らない。
牡丹散て打ちかさなりぬ二三片 蕪村
白牡丹といふといへども紅ほのか 高浜虚子
夜の色に沈みゆくなり大牡丹 高野素十
虹を吐いてひらかんとする牡丹かな 蕪村
牡丹はスケール大きく詠うべき花だ。蘇東坡(そとうば)などの中国の詩人がことに愛し、「百花の王」と呼ばれた。また、菊、芍薬(しゃくやく)とともに「三佳品」と称賛されたそうである。今日のところは相撲でひとまず稽古であった。
※写真は魁皇SANSPO.COM スポーツから勝手拝借/感謝です。
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