枝垂桜@歳月に枝垂桜の巨木かな
写真は多摩ニュータウンの民家の庭にある枝垂桜だ。ちょっとした名所になっている。
ところで、「枝垂桜」は六音なのでちょっと詠みにくい(字余りにしなければ上五、下五に配置できない)。本句初案は「古民家に大樹枝垂れの桜かな」としたが、枝垂桜は矢張り枝垂桜でなければと手直しした。こうした事情に加えて次の風生の名句(句跨り)があるので、これを凌駕する句はなかなか生れないのではなかろうか。
まさをなる空よりしだれざくらかな 富安風生
一本の枝垂桜に墓のかず 飯田龍太
見るほどに枝垂桜の老いて艶 深見けん二
枝垂桜地に触るる枝は舞ふごとし 古賀まり子
「艶」は枝垂桜にぴったりだ。色気は老いて艶になる。ハマチとブリの関係に似ているとは思いませんか。
| 固定リンク
「俳句写真」カテゴリの記事
- 高層のビルのほとりの半夏かな(2008.07.05)
- くちなしや虚仮の世間のこの一日(2008.07.04)
- 時計草還暦過ぎて花狂ひ(2008.07.02)
- サボテンや江ノ電揺れて海を行く(2008.06.30)
- 江ノ電で極楽成就濃紫陽花(2008.06.29)


コメント