春の虹@閑暇あり早期退職春の虹
昨日、得た句だ。「新聞の会社人事に名前読む同期の二人昇進したり」とセットで鑑賞し て頂くとありがたい。
閑暇あり早期退職春の虹
初案「春の虹早期退職閑暇あり」だった。これは当然、順番を入れ替えて本句とすべきものだ。俺は勤め上げられなかったことを後悔したことはない。ああ、ついでに「リストラの風は冷たしこの宵は二合の酒に酔ひて眠らむ」も申し添えておこう。
春の虹手紙の母に愛さるる 寺山修司
野の虹と春田の虹と空に合ふ 水原秋桜子
乳房やああ身をそらす春の虹 富澤赤黄男
ふつつりと切れたる春の虹太し 加藤三七子
秋桜子の句は虹の句の名句だ。自然を描写することによって読者は生を感じるのである。しかし、実景なのだろうか。もっとも、そのようなことはどうでもいい。名句は名句だ。
※画像は時計 Dali(ダリ)チリチリ(Chillichilly)|Cool Modern Asiaから勝手拝借/感謝です。
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