春の朝@春の朝カメラ初心に景を切る
カメラと俳句は景を切り取るという点で共通するものがありそうだ。
一方、俳句の三要素(俺のオリジナル)は、メロディ(思想=言いたいこと)・リズム(韻律)・和音(詩=喩)である。
とすれば、写真の三要素は、メロディ(思想=被写体)・リズム(動き、躍動感、静止感)・和音(構図=俳句でいうところの取り合わせ)ではなかろうか。
とにかくもまあ屁理屈が好きな男だと自覚はあるのである。
庭見んとし給ひし母や春の朝 長谷川かな女
襟垢にひんやり触れぬ春の朝 斎藤白雲堂
この季語の句は比較的少ない(と思う)。例句は手元の歳時記から引いた。わたしの俳句歳時記はこの季語を「春暁」でまとめているが、感覚はちょっと違う。暁はまだ暗く、朝は既に明け切っているのである。俺の句は平凡な説明句。「景を切る」だけが取り柄だ(たいした取り柄にあらず)。
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