花@すれちがふ顔と顔とや花の雨
「桜」は具象、これに対して「花」は「桜の醸し出す華やかな雰囲気を、より広く、象徴的にとらえるときにふさわしい」(花の歳時記 春)とあり、やや抽象という使い分けをすることを知った。だから、「花」には「花影、花の雨、花の雲、花の宿、……」など多彩なサブ季語があるのだ、なるほど。
さて俺のこの句は「花の雨」の本意をつかまえているか、アカンやろなあ。アカンついでにもう一句→「開幕戦阪神負けて花の雨」。井川の抜けた穴は大きいか?
雀来て障子にうごく花の影 夏目漱石
咲き満ちてこぼるる花もなかりけり 高浜虚子
呼びとめて二人となりぬ花明り 五所平之助
花よりもくれなゐうすき乳暈かな 真鍋呉夫
乳暈は「ちがさ」と読む。読み方はわからねど部位はわかる。噛み締めてようく味わうべき象徴詩ということである。
咲き満ちてこぼるる花もなかりけり 高浜虚子
呼びとめて二人となりぬ花明り 五所平之助
花よりもくれなゐうすき乳暈かな 真鍋呉夫
乳暈は「ちがさ」と読む。読み方はわからねど部位はわかる。噛み締めてようく味わうべき象徴詩ということである。
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