鳥の恋@鳥の恋うるさき声の人ばかり
人間大好き、けれど他人は嫌いである。ああ、この協調性の無さよ。
鳥の恋うるさき声の人ばかり
「鳥の恋」は「鳥交る」「鳥つるむ」である。「恋」と「つるむ」は大違い、実体は同じだとしても。「鳥の恋」を写真で撮れるようになったら写真俳句にするつもりだが、これを写すには相当の技術が必要だ。俺の寿命と根気が持つか疑問である。
美しき切手の便り鳥交る 仙入麻紀江
鳥交る日に一便の滑走路 山川安人
一人居のおそき朝餉や鳥交る 谷島 菊
茶を点てて遊べば軒の恋雀 草間時彦
そうか、「恋雀」も「鳥の恋」なんだ。これも一度使ってみたい。
草間時彦は平明で叙情的俳句をつくる人だ。俺は久保田万太郎の句が好きだけれど(「冬菫平明詩人万太郎」参照)草間時彦には勤め人らしい実直な叙情がある。
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