« 三月尽@犬の眼に未来見ゆるや三月尽 | トップページ | 木の芽@ひと雫枝に残れる木の芽雨 »

2007年3月31日 (土)

花@どちらまでちょいとそこまで花遍路

Photo_616 どちらまでちょいとそこまで花遍路

俺は基本的には歴史的仮名遣いである。カッコええやんという理由もあるが、「や」「けり」等切れ字を使う以上、現代仮名遣いはそぐわないと思うからだ。だから、切れ字が無かったり、あえて口語にしたい場合には現代仮名遣いになる。つまりは両刀使い、便宜主義ということだ。本句は口語・現代仮名遣いとした。対話調があんまり成功してないようである、残念。

 さびしさや花のあたりのあすならふ  芭蕉
 チチポポと鼓打たうよ花月夜    松本たかし
 人体冷えて東北白い花盛り     金子兜太
 雨音を確かめて出る花の下駄   稲畑廣太郎

稲畑廣太郎稲畑汀子の息子だろう、多分。だから虚子の曾孫ということになる。これで四代目。たいしたものだ。

|

« 三月尽@犬の眼に未来見ゆるや三月尽 | トップページ | 木の芽@ひと雫枝に残れる木の芽雨 »

俳句写真」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。