春の闇@観音の色香に惑ふ春の闇
真鶴の中川一政美術館のロビーで観音様の写真かなにかを見たときに、上五中七が浮
かんだ。
観音の色香に惑ふ春の闇
そうすると後は季語だが、「をみなとはかかるものかも春の闇」日野草城から頂戴して完成した。「春の闇」がなまぐさくなる季節まで在庫していたものである。
千里より一里が遠き春の闇 飯田龍太
灯をともす指の間の春の闇 高浜虚子
鍵穴の指に触れたり春の闇 連 宏子
寝返れば秒音とまる春の闇 楠本憲吉
龍太はエロティックな「春の闇」を上品に昇華させ、かつ、志を感じさせる句に仕立てている。俳句はいのち(エロス)であり志であると思う。俺の句は志以前に惑っているのだが。
※画像は真鶴町立中川一政美術館から勝手拝借/感謝です。
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