日永@読む本は俳句本ばかり永き日や
読書が片寄ってしまった。もともと小説を読む根気はないし、哲学もスピノザで一丁あがりの気分だし、短歌は湿っているのがイヤだし、俳句がすっきり爽やか、短くてよろし。
永き日のにはとり柵を越えにけり 芝不器男
永き日やあくびうつして分れ行く 夏目漱石
永き日や何の奇もなき妻の顔 日野草城
いづれのおほんときにや日永かな 久保田万太郎
芝不器男の句は「柵のなかにいる青年の脱出願望の句」と稔典さんが名句鑑賞されている。人間は常に柵の中にあり、そこから脱出したいのだ。
永き日やあくびうつして分れ行く 夏目漱石
永き日や何の奇もなき妻の顔 日野草城
いづれのおほんときにや日永かな 久保田万太郎
芝不器男の句は「柵のなかにいる青年の脱出願望の句」と稔典さんが名句鑑賞されている。人間は常に柵の中にあり、そこから脱出したいのだ。
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コメント
俳句の本をたくさん読んでらしゃるのですね。
「折々のうた」は私も何冊か持っています。
今の連載も毎日楽しみにしていて、毎日切り抜いていますよ^^
投稿: 南風子 | 2007年3月19日 (月) 午後 01時20分
あ、今も連載しているのですか。だいぶ以前は朝日も購読していたのですが、節約して止めてしまいました。本になったら図書館で借りて読むというしぶちんです。
投稿: 土曜日の各駅停車 | 2007年3月20日 (火) 午前 03時50分