木蓮@白木蓮の二句
写真に撮ってから句を考えた。初案「木蓮のひたすら仰ぐ空青し」だったが、ひねりが無く全く面白くない。そこで「白木蓮まだ覚めやらぬ青き恋」としたけれど中七「まだ覚めやらぬ」に手垢がついているように感じた。そこで「生きてゐる白木蓮も青空も」とした。
ところが、数日後在庫を覗くと「青き恋」も悪くはないと思うようになった。かくして二句ともに生かすこととした。どちらがいいだろうか。どっちもアカンか。
木蓮のため無傷なる空となる 細見綾子
木蓮の風のなげきはただ高く 中村草田男
紫木蓮くらき生家に靴脱ぐも 角川源義
戒名は真砂女でよろし紫木蓮 鈴木真砂女
木蓮の白は清廉ですがすがしく、紫ははんなり色気がある。そしてどの木蓮にも悲しみが潜んでいる。
戒名は真砂女でよろし紫木蓮 鈴木真砂女
木蓮の白は清廉ですがすがしく、紫ははんなり色気がある。そしてどの木蓮にも悲しみが潜んでいる。
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