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2007年3月 8日 (木)

鶯@夕も啼く鶯いとしニュータウン

Photo_30 このところ、鶯が啼いてくれている。夕方も啼くんだ。

 夕も啼く鶯いとしニュータウン

初案「ニュータウン梅に鶯終ひの里」だったが、ばっさり切って夕方の情景を加えた。俳句は省略とアクセントである(と思う)。

 うぐひすの人より低くなく日かな     一茶
 鴬や前山いよよ雨の中        水原秋桜子
 鶯や障子にうつる水の紋       永井荷風
 鶯や鈴しやんしやんと赤城馬車   鈴木青園

秋桜子の句が格調高い。また、鶯に雨の取り合わせも意外性(アクセント)がある。意外性とは発見のことである、発見を眼に託す春言葉。

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