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2007年3月24日 (土)

蜆汁@蜆汁深川寓居遺影妻

これもだいぶ以前の漢字俳句。蜆汁の季節まで待っていたものだ。

 蜆汁深川寓居遺影妻

遺影妻は秀句「遺影妻春や雲公してくるよ」永田耕衣から頂戴した。漢字だけで虚構を構成するという品の無いことをやっているので、秀句を汚しはしまいかと恐れている。

 蜆汁生涯ふたりの箸揃へ      淵脇 護

 ほんの少し家賃下りぬ蜆汁     渡辺水巴
 世のつねの浮き沈みとや蜆汁   鈴木真砂女
 この顔に秋かぜ馴寄る蜆汁     天野 忠

「蜆汁」は生活観と詩情を感じさせる季語だ。もう少し人生に習練したら使ってみよう。あ、天野忠の句は季重なりだけれど明らかに秋の句であった。

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