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2007年3月25日 (日)

春風@恋唄のひとつふたつも春の風

Photo_106 恋唄のひとつふたつも春の風

「や」ではなく「も」にしたから句にふくらみが出たように思う(誰も言うてくれへんから自分で言う)。春風が心地よく感じられる季節になった。汗もかかず寒さに震えもせず、一年で一番いい季節だ。
ちなみに参考記事発見→歌手・前川清(57)がオーナーで、ヒット曲「恋唄」から名付けられたコイウタは、自身の所有馬として初のG1レース3着入賞を果たした。前川は「いいレースをしてくれました。『ほんの短い夢でもとても幸せだった』という歌詞通りの気分です」と満足そう。芸能人オーナーとして54年ぶりのクラシック制覇はならなかったが、勝ち馬との差はわずか。最後の直線での見せ場も十分だった。

春風やロングブーツと短足と」「春風のやうに逝きたしジョギングす」「座右銘春風駘蕩台東区」で例句を引き尽くした感もあるが、こんな時には稔典さんのサイトを検索してみよう。

 人来ては春風に腰掛ける椅子       満田春日
 春風やウィトゲンシュタインイナバウア   内山章代
 春の風スフィンクスのひとかけら      中田美子
 洗はれし章魚だらしなく春の風       鈴木真砂女

稔典さんによると、子規は百年以内に俳句は亡びると思っていたらしい。どっこい、俳句は生きている。イナバウアまで出来るのだ。次回は春風でもっとシュールに挑戦しよう。

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