春風@恋唄のひとつふたつも春の風
「や」ではなく「も」にしたから句にふくらみが出たように思う(誰も言うてくれへんから自分で言う)。春風が心地よく感じられる季節になった。汗もかかず寒さに震えもせず、一年で一番いい季節だ。
ちなみに参考記事発見→歌手・前川清(57)がオーナーで、ヒット曲「恋唄」から名付けられたコイウタは、自身の所有馬として初のG1レース3着入賞を果たした。前川は「いいレースをしてくれました。『ほんの短い夢でもとても幸せだった』という歌詞通りの気分です」と満足そう。芸能人オーナーとして54年ぶりのクラシック制覇はならなかったが、勝ち馬との差はわずか。最後の直線での見せ場も十分だった。
「春風やロングブーツと短足と」「春風のやうに逝きたしジョギングす」「座右銘春風駘蕩台東区」で例句を引き尽くした感もあるが、こんな時には稔典さんのサイトを検索してみよう。
人来ては春風に腰掛ける椅子 満田春日
春風やウィトゲンシュタインイナバウア 内山章代
春の風スフィンクスのひとかけら 中田美子
洗はれし章魚だらしなく春の風 鈴木真砂女
稔典さんによると、子規は百年以内に俳句は亡びると思っていたらしい。どっこい、俳句は生きている。イナバウアまで出来るのだ。次回は春風でもっとシュールに挑戦しよう。
| 固定リンク
「俳句写真」カテゴリの記事
- 極楽を夢見往生蓮の花(2013.07.29)
- 祝、世界遺産登録@紅富士の湯(2013.06.28)
- 積年の虫歯治療や五月尽(2013.06.01)
- ボランティア添える手やさし朴の花(2013.05.08)
- 梅一輪明日は多分春の雪(2013.02.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント