桜@新築のマンションの空早桜
「真鶴や河津桜に波の寄す」に続いて二句目の桜だ。デジカメを首からぶら下げ朝Walkの途次に桜をみつけた。カメラのおかげでちょっぴり眼が変化したと思う。
早咲きの桜見つける散歩道カメラ始めて眼の変化せり
しかし、俳句にするのには(安易な俺にしては)結構苦吟した。写真は不出来(もっと花をクローズアップするべき)俳句もいまいち(動詞が無いから立体感に欠ける)である。
さまざまの事おもひ出す桜かな 芭蕉
天地をわが宿として桜かな 長谷川櫂
ごはんつぶよく噛んでゐて桜咲く 桂 信子
二十五の指のしめりや夕ざくら 竹久夢二
芭蕉の句は名句だ。「生涯の感慨尽くす桜の句」である。
長谷川櫂は師匠候補の一人たる俳人だ。
「俳句的生活」(俳句の切れ字の切れ味や、凄みということを強調との評ブログあり。俺にも脳の左半球は「言葉の意味」、右半球は「言葉の風味」との引用あり)、「一億人の俳句入門」(「循環する時間」について引用する蕎麦屋さんのブログあり)の著者である。
桜の名句はまだまだ沢山あり(参考:現代俳句データベースに引かれている数は120句)。これらを引くためにも桜及び花の句を俺はひねる。いよいよシーズン間近である。
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