風光る@故郷の空の遠きよ風光る
俳句王国で主宰(片山由美子さんだったと思う)が、「この季語は難しい。なんにでも付くけれど」という意味のことをおっしゃっていた。まだ難しさをようく理解してはいないと思うが「風光るブラウスの人小走りに」に続く二句目である。
風光るとほき海ほど紺色に 牧ひでを
風光るゴッホの霊と交信す 森山卓郎
風ひからせて斧を振る男かな 福田甲子雄
風光る馬上の少女口緊めて 長嶺千晶
季語が難しい云々以前に、具体的な事物で景を描くことを修得せねばならぬなあ。結局は自分の感動の質を高めるということに帰着するのかもしれない。「わあ、きれい」ではそのへんの××さんと変わりがないのだ。
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