花曇@人生も芸の内なり花曇
ずうっと以前に浮かんだ句。シーズンを待っていたのだ。
それで、どんな時に浮かんだのか俺のブログを検索したら思い出した。「新婚さんいらっしゃい!」の連想で浮かんだのだった。こういう発想、連想(はっきり言うと、いちびり。司会者も出演新婚もそして俺も)はやはり関西だと思うのだが、いかがなものであろうか。
花曇かるく一ぜん食べにけり 久保田万太郎
ゆで玉子むけばかがやく花曇 中村汀女
つながれて出て来るティッシュ花曇 連 宏子
足袋何千足洗はば死なん花曇 森 光子
花という華やぎの中に萌す哀愁の花曇。これをいかに詠むかも芸である。そして、喜びも悲しみも欲望も芸(スピノザの言う感情の三大要素)なのかもしれない。
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